2007年8月26日日曜日

夢のような時間


数日前、尊敬する、あのムツゴロウこと畑正憲さんに会うことができた。中学の頃からエッセイを中心にその著作を30冊以上は愛読してきたからそれは感激の時間であった。緊張のあまり完全に舞い上がっている私の問いをじっくり聞いたあと、静かに、そしてゆっくり言葉を選んで話を聞かせてくれた。かと思うと、突然眼を見開いて声のボリュームを上げることもあった。あのリズム溢れる文体そのままだった。
私が持参した「どんべえ物語」(角川文庫)のとびらに、サインとヒグマの絵を描いてくれた。別れ際に握手。ムツゴロウさんひとこと「細いなあ〜、腕相撲やったら勝っちゃいそうだな」。こんなことを目上の人に言われたのは久しぶりだったし、なんだか嬉しかった。ああ、負けてもいいからチャレンジすればよかったなあ〜。

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