2007年2月27日火曜日

弓ケ浜



南伊豆町の弓ケ浜です。夕方、それまでの曇天から一気に青空に変わり、青が波打ち際の砂浜に映えていました。
寄せては返す波をいつまでもボーっと眺めていたい気分ですが、気を付けないと靴がズブ濡れになってしまいます。

2007年2月26日月曜日

下田



寝姿山から見た下田市街です。真ん中にあるのは伊豆急下田駅。この山の頂にある蓮杖写真記念館というところに、昭和36年の開業当時の俯瞰写真がありましたが、駅の周囲はまだ田んぼだらけでした。展望台で後ろを振り返ると、着工からわずか1年半で伊豆急線を開通させた東急の五島慶太の偉業を称える碑が、駅を見守るように佇んでいました。
かつての街の中心はこの左の方です。米国が初めて総領事を置いた玉泉寺やペリーロードなどの見どころも多いですが、古い建物を探してブラブラ港町散歩を楽しむのもいいもんです。

2007年2月22日木曜日

緑の季節恋し



ここは八ヶ岳山麓、俳優の柳生博さんの店「八ヶ岳倶楽部」です。柳生さんは中学の時に初めてここを訪れて気に入り、やがて住みついてしまったそうです。
よく手入れされた林に敷かれているのは、鉄道の枕木を再利用した散策路。いつ訪れてもいいですが、やはり鮮やかな新緑の季節がいいです。ああ、行きたいなあ。

2007年2月14日水曜日

原宿駅



国立駅が解体された現在、都内最古の木造駅舎となった原宿駅です(1925年竣工)。
駅の西側は明治神宮の鬱蒼とした森が広がっています。駅東側は言わずと知れた若者の街。乗降客数の多さの割には駅舎がこぢんまりとしているので、午後になると改札口あたりは待ち合わせの少年、というより少女たちでごった返します。でも、新宿や渋谷のようなターミナル駅やここの地下の千代田線・明治神宮前駅と違い、この駅舎には「駅で待ち合わせ」という情景がしっくりきます。
一度、代々木方にひっそり佇む宮廷ホームで誰かと待ち合わせて旅に出てみたいものです(実際は天皇陛下しか利用できませんが)。

2007年2月13日火曜日

冬なのに



このところ14度以上の気温が続いています。これほどの暖冬を体感するのは初めてです。
二十四節気では立春。つまり、暦上では節分を過ぎているので春です。天気も変わりやすくなってきました。
電車に射す西陽の強さにも季節を感じます。春一番もすぐでしょう。

2007年2月11日日曜日

調和



近所の里山の公園の雑木林です。コナラやクヌギの梢が空へ枝先を広げています。
冬の明るい林を歩くと、とても清々しい気持ちになれます。
小さな枝のどれをとっても、多分同じ長さや形のものはないはずです。
そのシルエットに思わず見とれてしまいます。それぞれの樹木が太陽の光をその葉に精一杯受けようとして枝を延ばした結果がこのシルエッットを作ったのです。
バラバラな意志に基づいた行動の結果であっても、見事に調和している。と、下から見上げている人間は勝手に感心するのです。
まあ、下手でもやってればなんとか形になるもんだよ、と教えてくれているように見えてしまうのは自分の心持ちのせいでしょうか。

2007年2月7日水曜日

再生?



ここは表参道。80年の歴史に幕を下ろした同潤会青山アパートの跡地です。現在、表参道ヒルズという複合商業施設が建っています。
著名な建築家の手によるという割にはプレハブのように素っ気ない外観の「ヒルズ」の端っこに、なんとなく見覚えのある一角があります。聞けば「同潤会青山アパートの外観を受け継ぐ再生棟」とのこと。アパートの立て替え反対派の意を汲んだものなのかどうかは知りませんが、何とも奇妙な外観です。
もともとこのアパートの立て替えの要望は住民から出されたものらしいのですが、奇妙な建物の形はその様々な意見の折衷案を体現しているのかもしれません。
民主主義の国らしい「プロジェクトX」ですが、この「壊し続ける国」にあって、建物の耐用年数はおそらく欧米の半分以下なのでしょう。通りに面したガラス張りの「箱」を見ればそんな気がするのです。