2009年5月15日金曜日

オオミズアオ


保育園の裏のソメイヨシノの幹にオオミズアオがいました。
ガの仲間は苦手ですが、これは色がなんともきれいで印象的な虫です。
調べてみると幼虫はソメイヨシノやカエデ、モミジなんかを食べるそうです。
長男を送ったあとだったので見せてやれませんでした。

2009年5月11日月曜日

たまご


テントウムシを入れているビンにかぶせたガーゼを見たら・・・、なんと産卵していました。昨日、ビンに入れた途端交尾していたのでもしやと思っていたのですが。
3日くらいでこれが全部孵化するそうです。果たしてエサのアブラムシは幼虫の分まで調達しつづけられるのか。

2009年5月9日土曜日

ご無沙汰でした


大変なご無沙汰でした。
2カ月以上更新していませんでした。もっと気楽に書いていけば、と思うのですがなかなかそうもいかず。
引っ越しやら、ほぼ毎日が終電の日々となるなどいろいろあるにはあります。
とりあえず、息子の保育園の転園に合わせて近所に引っ越しました。前よりやや緑豊かな環境になりました。朝はウグイスやアオゲラの声が響いてます。


4歳の息子がテントウムシに夢中になっている。
保育園で借りてきた絵本の影響みたいなのだが、とにかく虫に興味を持つのはいいことだ。ちなみにその絵本によればよく見られるのはナナホシテントウとナミテントウの2種だ。
最近読んだ「虫捕る子だけが生き残る」(養老先生らの共著・小学館新書)によれば、昆虫採集は人間の感覚や思考能力の発達に絶大な影響力を持つそうだ。
だからすすんで虫捕りに付き合っているというわけでなく、かくいう自分も面白いからつい草むらに虫のシルエットを追ったりしてしまう。

テントウムシは意外に見つけやすい。まず目立つ色、形をしている。この時期ならどこにでも生えているマメ科のカラスノエンドウやスギナなどの背の低い葉にとまっているから子どもでもすぐに見つけられる。緑の草のなかに赤い虫がいるのだ。余計なことだが、この厳しい自然界でよくまあ生き延びてきたものだと感心する。

さて、捕まえたテントウムシはいちおうはアブラムシと一緒にビンの中に入れられている。が、おそらく数日で死んでしまうだろう。自分も子どものころセミを虫かごいっぱいに捕って、結局そのまま死なせてしまったものだ。でも、この「殺生」が大事だと思う。虫にはかわいそうだが、命を奪ってしまうという実体験をこの年頃にどんどんすべきだと思う。その感触や記憶は、命を宿す自分以外の生命に対する姿勢に確実に反映されていくと思うのだ。

前述の本によれば、近頃は昆虫採集がしにくい時勢なのだそうだ。自然を破壊する行為だとされるのだ。でも子どもが捕る虫の数なんてたかが知れている。それより高速で走る車や列車に衝突したり、誘蛾灯にやられて死んだりする虫の数の方がはるかに多いはずだ。
魚釣りも同じで、近所の池の周りにはおしなべてフェンスやロープが張られ、水辺には釣りを禁ずる看板が立つ。おそらくここ多摩ニュータウンは、どこも風景が一変するくらい開発されてきたはずなのに、そのなかに一部「残した」池や山は立ち入り禁止にして「保護」している。つくづく人間とは勝手なものだと思う。

世間では「チームマイナス6%」だとか「レジ袋をやめてマイバッグを」などという偽善「エコ」がまかり通ってしまっているが、最近の高速道路料金の値下げ政策もまたご都合主義のさいたるものだ。大型連休はどこの高速道路も大渋滞で、JRなどはそのあおりで旅客が減ったそうだが、この連休中に料金値下げの恩恵を享受して列を成したクルマから吐き出された大量のCO2はカウントしなくていいのか。「チームマイナス6%」のロゴをHPや広告に誇らしげに掲げる企業の社員はそれでもハンドルを握らなかったのかどうか。「明日のエコでは間に合わない」というスポットを流すNHKはこれをどう報じたのか・・・。

そんな矛盾だらけの大人の社会に染まる前に、子どもにはせめて昆虫採集でもして自分の感覚でもって直に今目の前で起きているリアルな生命のドラマを見て感じてほしいと思っている。

なんて肩肘張って書き連ねたりするからなかなか更新できないのかも。
写真ももっと撮らねば。