真夏の日差しは下町の路地裏にも |
ふと遊歩道脇の池のあたりを見ると、白人の女性が大きな補虫網を振り回している。 近づいてみると、息子と同じ学校に通うロシア人の男の子の母親だった。息子の友達はその大きな網を奪い、無駄のない動きでトンボを追っている。それにしても大きな網だ。研究者が使うような代物ではないだろうか。挨拶代わりにそれを母親に尋ねたが、笑ってごまかされてしまった。
今週末は、近所の人の誘いで群馬にある昆虫観察施設「ぐんま昆虫の森」に息子と行くことになっている。そこの園長をされているのは、昆虫学者の矢島稔先生だ。
僕が矢島さんを知ったのは、小学2、3年のとき、学研のジュニアチャンピオンシリーズ「ペットを飼おう」という本を入手したときだ(なつかしい〜)。矢島さんは当時、上野動物園水族館の館長で、その本の魚のページのとびらに眼鏡をかけた姿の写真が載っていたのを覚えている。僕はその本でいろいろな生き物の飼い方や、たとえ飼育することがなくてもさまざまな生き物の生態を知ったのだ。
矢島さんはその後、多摩動物公園の園長、東京動物園協会理事長などを歴任されている。テレビの動物を扱ったクイズ番組で解説する姿を見たこともあった。また、これは偶然だが、妻は大学の授業で矢島さんの教える授業を受けていたことがあったという。何かご縁を感じざるを得ない。よし、うちのカブトムシの幼虫がサナギになった2匹を残して死んでしまった原因をぜひともたずねてみよう。
今週末から子供たちは夏休み。夜の雑木林探索で、今年こそリアル・ノコギリクワガタ(オス)をゲットしなければ!
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