今回の宿は、「じゃらん」のクチコミを参考に直前に決めた小海町のペンション「リゾートイン・ボンシック」です。小海リエックスというリゾートホテルのそばにあります。一帯は標高が1400メートル以上あり、西の方向には八ヶ岳の峰々が連なります。写真は横岳です。
ペンションの近くには2件の立ち寄り温泉があり、今回は二晩とも小海リエックスの「星空の湯」に入りました。外来入浴扱いで、ペンションでもらえる割引券を提示しても大人ひとり600円と決して安くはないのですが、清潔で遠く浅間山を望める露天風呂の爽快さに感激。おまけに、入浴後は受付横の冷凍ケース内のアイスが食べ放題なのです! このホテル、パンフを見ると「シャトレーゼリゾート・・・」とあります。嬉しいサービスですね。
ペンション「リゾートイン・ボンシック」はクチコミに偽りなく、料理やご主人の丁寧な接客が印象的な素晴らしい宿でした。子連れで評価(あまりこの言葉は使いたくないのですが)が分かれるのは料理でしょう。このペンションの食事で嬉しかったのは、献立が大人も子どももほとんど同じメニューだったことです。自分は「お子様メニュー」と称したエビフライやらフライドポテトやらハンバーグなどの安易な「ごちそう」が大嫌いなのです(全部冷凍食品で済ませられる献立です)。子どもの舌にも真剣勝負、と言っては大げさですが、要はみんなで同じものを味わって「おいしいね!」と語り合えるのが第一です。それに量も適度なので、「お子様メニュー」でありがちな、「冷めた食べ残しはお父さん」ということもありません。それと個人的によかったのは朝のコーヒー。うまかったです。
宿のダイニングの隅のラックにレコードを見つけました。レコード自体懐かしいものですが、そのラインナップが自分のストライクゾーンど真ん中で驚きました。写真はほんの一例。初めて買ったEP盤の「贈る言葉」、小遣いがなくて買えなかった「さらば宇宙戦艦ヤマト」、当時聞き始めたAMラジオで毎日のように流れていたYMO。聞けばオーナーの娘さんのものも含まれているとのことでしたが、こんな高原の宿で出合えるとは思っていなかった品々にしばらく見入ってしまいました。
高原の朝の日差しを浴びる宿「リゾートイン・ボンシック」。夜は路上に家族で寝転んで満天の星空を眺めました。昼間、セミの声がしないのも涼しさを感じる理由かもしれません。
宿の周りに咲くハギの花。暦の上ではとっくに秋ですね。
野辺山の牛乳工場にも立ち寄りました。近所のスーパーでうちもよく買っている「シュッポッポ牛乳」の製造元・ヤツレンです。やっぱり夏はこれですね。食べたあと、のどが乾くんですが。
工場の見学コースでは、牛乳がおなじみの紙パックに充填されていくようすが見られるようになっていました。
野辺山といえばSLランド。数年ぶり二回目の訪問です。先日小学館から出た「保存鉄道に乗ろう」にも掲載されているナローのミニ鉄道です。今回はSLには乗らず、敷地内を周回する「スイス・レーティシュ鉄道」を楽しみました。
これがレーティシュ鉄道の「オンボードカメラ」の画像です。コスモスやルピナスの花が軌道ギリギリまで植えられているので、流れる景色のスピード感は抜群です。レバーを倒すだけですが、自分で運転できるのもいいです(今回は娘がレバーを握りました)。
昼ご飯は、これまた数年前に行った川上村のそばの店「善慶庵」へ。そばを注文すると、このそばゼリーとお新香、そして川上村特産のレタスのサラダがお茶とともに出てきます。これを食べながらそばが茹で上がるのを待つわけです。本当はこれに加えてビールが最高。ですが、クルマが・・・。
そばは十割そばのみ。つゆは好みの薄味が嬉しいです。
善慶庵
長野県南佐久郡川上村原836−8
営業時間:11時〜19時
メニュー:
もりそば(並) 800円
もりそば(大) 1000円
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