2泊3日で北八ヶ岳周辺に出かけてきました。写真は白駒池。そして撮影している場所は標高2300メートルの高見石です。7才の息子だけでなく、4才の娘も巨石の連なる頂に自力で立つことができました。
高見石という頂は直下にある高見石小屋という山小屋から歩いて5分ほどですが、ご覧のように大きな石の隙間に落ちないよう登らなくてはならないので緊張します。最初4才の娘には無理だろうと登らせる気はなかったのですが、意外なことに自分から挑戦し、頂上に立ってしまいました。
白駒池のほとりには白駒荘と青苔荘(せいたいそう)の2軒の小屋があります。これは白駒荘の旧館です。
白駒荘のテラスでコーヒーを頼みました。アキアカネやオオルリボシヤンマが目の前の池の上をたくさん舞っていました。
不意にキボシカミキリが現れました。飛んでいるときは体を立てています。ゆっくりなので素手ででも十分捕まえられます。
昔、秋に来たことがありますが、池の周りが真っ赤に色付く様子は見事です。
高見石のテーブルにいたチョウ。たぶんアカタテハという種類です。なぜか口吻を延ばして乾いた木の表面をトントンしていました。
こちらは国道299号沿いの駐車場にいたチョウ。図鑑を見ても確証が得られません。消去法でコムラサキ?が残りましたが。
蝶はとまってまっているとき羽の裏側しか見えないので図鑑の図版もこちらを主にしてほしいものです。
ついでにゴマダラカミキリです。首の付け根から「ギイギイ」と音が聞こえます。噛まれると痛そうですが、まだ噛まれたことはありません。
国道299号と白駒池を結ぶ道はコメツガ、トウヒなどの原生林の中にあります。高見石の岩場のようなゴロゴロした岩の上の薄い土壌に、それらの巨木が根を張っているのです。何百年も前に倒れたであろう大木や岩にもまたコセイタカスギゴケなどのコケが厚く根を張っています。気の遠くなるような時間をかけてできた風景を前に、それをどう撮影していいものか途方に暮れることしきりでした。
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