2007年11月8日木曜日

誕生


新しい家族が産まれた。
この春からずっと妻のおなかをみてきたはずなのに、いざ目の前におぎゃあと現れた我が子を見た瞬間、目頭が熱く、胸が苦しくなった。この子は次の時代を生きるのである。自分よりもほぼ確実に長く生きるのである。当たり前だが、それは絶対なのだ。
だから命は儚い。だから愛おしい。
何も考えていないであろうこの子の小さな手や、黒い瞳を見ていると、いろんなことを考えてしまうのだ。

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