空ばかり撮ってしまう。一瞬一瞬で変わっていくから面白いのかもしれない。
今年も、来年も、10年後も、50年後も、きっと同じような空が広がっている。誰しもそう信じて、あるいはそんなことは気にもせず生きている。それでいいのかもしれない。多くの人はそうかもしれない。
でも、勝手だが、そうでない人にもいてもらわないと困る、とも思う。
村上龍の「半島を出よ」は、近い将来の日本が舞台。何も気にせず、その場しのぎでやってきたこの国が突如突きつけられる運命。なんだかリアル過ぎて暗澹たる気持ちになる描写が続く。
それでも、こんな爽やかな空を見上げながら家族みんなで遊歩道を歩いていると、今日も生きていてよかった、と素直に思えてくる。
たぶん、人はいろんなことを忘れることができるからしぶとく生きていけるんだろうなと思う。
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