「ダカフェ日記」というブログがある。福岡在住のデザイナーの森さんという方が、家族の日常を雰囲気のある写真で切り取って綴るまさに日記である。このブログは会社の女の子に教えてもらったのだが、たしかにデザイナーだけあって写真やそこに写っている暮らしの空気、そしてブログのデザインそのものも洗練されている。
このブログ風の写真の撮り方を説明するページもある。カメラやレンズ、写真の基本的なことなどがとてもわかりやすく解説されている。機材があくまで道具として捉えられているところがいい。
趣味(この場合はカメラの技法)を他人に説明する場合、語る人の主観が聞く側の理解を阻害することが多々ある。本当に知りたいことがぼやかされてしまうのだ。「こうしたほうがいい、ああしたほうがいい」という話し手の「ボランティア精神」がその元凶だ。原稿書きにも言えることだが、「どんな人にもわかりやすく説明する」といういちばん難しいことをさらっとやってしまうこの人は、そうとう能力のある人だと察する。
と思っていたら、昨日、ヨドバシカメラのレンズ売り場で「ダカフェ日記のレンズ選びブック」なるものを見つけた。シグマというレンズメーカーが作成した小冊子である。このブログの写真とその撮影に使用した同社のレンズがセットで紹介されている。
一日3万アクセスという実績もさることながら、その能力はすでに評価されていたのだった。
それにしてもシグマの30mmF1.4、欲しいなあ。そのワケ? このブログを見てみてください。
ダカフェ日記
http://dacafe.petit.cc/
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