2010年2月24日水曜日
500系と有楽町の記憶
新幹線500系の「のぞみ」が東京駅にやってくるのもあと5日を残すのみ。これは撮らにゃ、と交通会館のテラスにきてみました。
一日に1本だけの500系は12時11分に上り列車でやってきて、12時31分ころ下り列車として折り返して行きます。
待つ事しばし、そして緊張の瞬間がやってきました。
ゆっくりだからシャッター速度にはそれほど神経質にならず、むしろ車体が「飛ばない」ようにマイナス1/3補正で切りました。
それにしても東京駅を出たばかりだというのにもうブラインドを下ろしてる乗客がいますねー。
有楽町の駅前です。
かつてここにはスバルビル方面に抜ける車道の横断歩道がありました。
今はイトシアという巨大なビルがある場所も、ちょっと前までは2階建ての木造店舗が軒を連ねていました。その名残の果物屋さんが見えます。たしか信号のところに立ち食いそば屋さんがあってよく利用しました。レバンテっていう趣ある建物のビアレストランもあったっけ。
この辺りは東海道新幹線敷設の際の用地買収でも困難を極めた場所のひとつだそうです。
今、この広場は待ち合わせ場所になっていました。
通過する新幹線を待っている間、昔の記憶で景色だけ見ていると道路の真ん中に立っているみたいで、妙な気分になりました。
ああ、あのころもっと撮っておけばよかったなあ。
交通会館のテラスはこんな感じです。
今度の土日はこの何倍もの人が押し寄せそうな予感。
ベンチなんかもあるので、新幹線を見ながらお弁当なんてのもよさそうな場所でした。
2010年2月16日火曜日
とうとう
今年最初のアップが2月で、しかも6000系ネタ。
今月初め、京王6000系の残留36両のうち、8連2編成=16両が22日の運転をもって引退=スクラップとなることが伝えられました。そして今日帰りに明大前にやって来たのがそのうちの1編成+リバイバル塗装の2両! 思わず「乗り過ごし」て終点でパチリ。印象的な絵が撮れました。
別に「葬式鉄」(廃止になる鉄道ばかりを追いかけるマニア)ではないけれど、自分が普段利用している鉄道の、いちばん趣ある車両が無くなると聞くと、やはり寂しくなります。
2両+8両の連結部。前2両は昨年暮れにリバイバル塗装が施された車両。昔を知る人にはこっちの帯の方が懐かしいでしょう。
去年の夏はこんな光景もありました。つつじヶ丘で後から来る急行を待つ6000系。ホームの端の照明に浮かびあがる白い車体。夜の方がその存在感が際立ちます。
ああ、もっと撮っておけばよかった。
車両そのものよりこんな一コマを。
明日からは一眼を持ち歩こう。
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